推理と勇気〜殺意の子羊たち〜第2事件・蒼の瞳と黒いココロの痛み・・・・。

「・・・・・・只今。」
「おかえりなっさぁーい!」
リュータの家に柚姫がいる。
「ってなんで、あんたが居るんだよ?」
柚姫は、ニッコリ笑う。
「最新情報ですよ〜♪教えてほしいですか?」
リュータは、静かに頷く。
「あのですねぇ。あの、鹿目センパイの事件と学園長殺人事件の話。実は、二人は親子だったそうですよ?あんまり、公開されたくなくて学園長は(箕島)と名字を変えてたって噂をこの頃聞きますよ。それとか、学園長が殺されたのは昨年の9/29鹿目センパイが殺されたのは今年の9/29です。しかも、死亡推定時刻も午後1時〜午後1時半のあいだで一緒だそうです。ここまでの話を聞いて偶然が偶然にかさなりすぎてませんか?」
「それも、そうだな・・・・・・。なら、箕島学園長を殺しそして鹿目センパイを殺した犯人は同一人物とでも、言いたいのか?」
柚姫が頷き、ニッコリ笑う。
「あぁ!それと、1のAに転校生が二人入ってきたそうですよ。しかも、二人ともハーフ。一人はフランス。もう一人は米国らしいですよ?」
「それが、どうかした?」
リュータはサラリと流す。
「・・・・・・・・・・・私が言いたいのはあの二人は心臓が弱いらしいです。だから、(殺意の子羊たち)じゃないかと思って・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・!!!!???」
二人は静まりかえる。柚姫が立ち上がる。
「私、帰りますね・・・・・?お父さんもお母さんも心配しますから・・・・・?」
「おぅ。気をつけてな・・・・・・・・・・・・・・・・。」

次の日・・・・・・・・・。全校生徒集朝会があった。
(今日は、転校生を二人紹介したいと思います。どうぞ。)
二人の外人系の男が出てきた。リュータは震える。
「はじめまして。生まれて13年間フランスで育ち3年間、日本にいました。フランス人と日本人のハーフのラゼー・フォリカルと申します。ヨロシク。」
自己紹介のすんだラゼーはリュータを睨む。リュータは、俯いた。
「初めまして。このガッコには仲間が沢山います。だけど、わからないことが多いので色々教えてください。フレノア・ガーネットといいます。ヨロシク。」
パチパチパチパチ・・・・・・・・・・・・・・・・
二人がリュータを睨む。今度ばかりはリュータも俯かず睨み返す。

「どう思います?」
「転校生か?すごく奇妙な奴らだな?」
「データによると、二人とも日本にきて三年ですが、学校には一度も通ったことないらしいですよ?だから、人付き合いは慣れないらしいです。」
また、二人は黙り込む。  トントン・・・・・・。 リュータの肩を誰かが叩く。
「??????」
「宮岡くん。フォリカルくんとガーネットくんが呼んでる。」
柚姫が心配そうにリュータを見上げる。
「・・・・・・・おまえも来い。」
「はっはぃぃ!」

「何のようだ?」
「お前が一番分かってんじゃねぇーのか?」
リュータは、ガーネットを睨む。
「・・・嗅ぎ付けているようだが俺たちは、お前の言う通り(殺意の子羊たち)だ。」
フォリカルがクスッと笑う。
「お前はあの前名探偵・宮岡吉都の息子だろ?お前が彼奴から逃げようとするだけ勝利は逃げていくぞ。それも、お前がよく知っているはずだ。」
「・・・・・・・・・」
リュータは黙る。柚姫の頭がこんがらがる・・・・・。
「あっ!いたよ−!祁璃ぃ!」
小さな女の子が顔をだす。
「もぅ、探したんだよぉ。祁璃と一緒に。」
「あい・・・・・・・。」
ゴスッ!あまりにも痛そうな音がなる。
「馬鹿かぁ!お前は!転校早々、宮岡吉都の息子相手に遊んでんだよ?」
次はいかにも、気の強そうな女の子が出てくる。そして、こっちに向いて、
「ごめんな?此奴らが早々から迷惑かけちまってよぉ。」
「お前ら・・・・・・・・・・・もしかして・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
「そうだよ。私、1のAの羅夜 あいだよ。」
「私も、1のCの窪杜 祁璃。(殺意の子羊たち)の仲間だよ。でも今は潮時じゃない。まだ、あんたは殺さない。でもねぇ?もし、準備が整い事態、あんたと隣の女の子を抹殺する。」
二人は、呆然とする。
「冗談だよ。あんたは宮岡吉都の息子だ。殺してはいけない人材だ。」
取りあえず、意味のわからない言葉を残し去っていく。

「ぐおっ!心臓が・・・・・・・・・・。」
(もう、限界だよ。トール、早くかいってこい!そしてまた、「羊狩り」を倒そう。)
4人の青い目がギラリと光る・・・・・・・・・。
(これから、戦場の始まりだ!)

次回・推理と勇気〜殺意の子羊たち〜第3事件・戦場の始まりと終わり・・・


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